人間関係のストレスが限界な日に|心を回復させる対処法ルーティン【実体験】

ストレス回復ルーティーン紹介 メンタルに効く名言・考察

人間関係のストレスは、
目に見えないぶん、正しい対処法がわからず回復しにくいものです。

「もう終わったはずなのに、頭から離れない」
「一人になったのに、まったく休まらない」

そんな状態が続くと、
人間関係のストレスは知らないうちに蓄積し、心も体も限界に近づいていきます。

私自身も長い間、人間関係のストレスを抱え、
どう対処すれば回復できるのか分からないまま、疲れ切ってしまった経験があります。

この記事では、

・なぜ人間関係のストレスは回復しにくいのか
・限界が近づいていたときに現れていたサイン
・実体験から見えてきた、心を回復させる対処法ルーティン

を、専門用語に偏らず、私の体験ベースでまとめました。

同じように人間関係に疲れている方が、
「自分だけじゃない」と感じ、
少しでも気持ちが軽くなるきっかけになれば幸いです。

 

人間関係のストレスが「回復しにくい」理由

なぜ人間関係のストレスは疲れが抜けないのか

人間関係のストレスが厄介なのは、
出来事が終わっても、気持ちが終わらないところにあるのではないでしょうか。

仕事や用事のように
「やれば終わる」
「時間が経てば解決する」
というものとは違い、
人とのやり取りは感情が深く関わります。

そのため、家に帰っても、
頭の中では会話や表情を何度も思い出してしまい、
心が休まらない状態が続きやすくなります。

 

脳が“危険状態”だと、誤認識し続ける仕組み

つらかった自分の状況を変えたくて、いろいろ調べてみてわかったことを、簡単に説明します。

人は人間関係などで強いストレスを感じると、
「まだ安全ではない」と感じやすい状態になります。

・否定された気がする
・緊張が続いた
・気を使い続けた

こうした状況が重なると、
実際にはその場を離れていても、頭(脳)の中では緊張が続いてしまいます。

その結果、
体は休んでいるのに、心は休めていない
という状態が起こりやすくなります。

 

一人になってもモヤモヤが止まらない理由

「一人になれば楽になるはず」
そう思っても、なぜかモヤモヤが止まらない。

それは、
考えなくていい時間ができたことで、逆に思考が回り始めてしまうらなのだそうです。

このように、
人間関係のストレスは、静かな時間ほど強く感じることがあります。

この特徴を知らないと、
「自分が弱いから」と思い込んでしまいがちですが、そうではありません。

人間関係のストレスは、
回復に「仕組み」が必要なタイプの疲れなのだと思います。

 

私が限界を感じた「人間関係ストレス」のサイン

ここからは、
私自身が「これはさすがにおかしい」と感じ始めたサインです。

今振り返ると、
心が限界に近づいていた合図だったと思います。

イライラが長引く

以前は、一晩寝れば切り替えられていたことが、何日経っても引きずるようになりました。

・ささいなことで不機嫌になる、不安になる
・その理由が自分でも分からない
・「こんな自分ではいけない」と自己嫌悪が始まる

こうした状態が続き、心の余裕が確実に減っていきました。

頭の中で会話を反芻してしまう

一番つらかったのは、
頭の中で、同じ場面の様子や会話を何度も再生してしまうことです。

「あのとき、こう言えばよかった」
「どうしてあんな言い方をされたんだろう」

気づくと、
家でも、布団の中でも、ぐるぐるとそのことばかり考えるようになっていました。

家に帰っても気が休まらない

本来、家は休む場所のはずなのに、まったく気が抜けなくなりました。
家にいるのに、ほっとできなくなったのです。

・常に緊張している感じ
・何をしても疲れが取れない
・なぜか怖い、不安、怒り…という感情に支配されている

この状態になったとき、私は初めて
「ちゃんと対処しないとまずい」と感じました。

 

人間関係に疲れた日の「回復ルーティン」

人間関係のストレスを抱えて、家に帰っても頭が休まらない。
そんな日々の中で、いろんなことを試してきました。

ここでは、私が少しずつ楽になるために取り入れてきた対処法「回復ルーティン」をまとめました。

結局、私の人間関係のストレスは、
「気合」や、頭で考える「前向きさ」では回復しませんでした。

だからこそ私は、
「考えなくてもできる行動を、順番に重ねる」
という方法に切り替えました。

特別なことではありませんが、続けるうちに「引きずらなくなった」と感じています。

 

誰でもできる|「私の回復ルーティン」チェックリスト

☑ STEP1|まず「考えるのをやめる」

□ 立ち上がって水を飲んだ
□ 窓を開けて外の空気を吸った
□ 肩・首をゆっくり動かした
□ 顔を洗う

👉 1つできればOK
👉 目的:思考にブレーキをかける

☑ STEP2|頭を使わずに没頭する

□ 塗り絵・単純作業をした
□ 決まった動きの軽い運動をした
□ 無心でできる家事をした
□ 「うまくやろう」と考えなかった

👉 時間は5〜20分で十分
👉 目的:考えが戻らない状態をつくる

☑ STEP3|ひとりの時間で静かに戻る

□ スマホを置いた
□ テレビを消した
□ 何もせずに座った
□ 深呼吸をした

👉 5分でもOK
👉 目的:回復を定着させる

ルーティンがうまくいかない日のための注意(重要)】

・すべてやらなくていい
・途中でやめてもOK
・気持ちが向かない日はスキップしていい
ここから詳しく説明してみます。
 

1|まず「考えるのをやめる」行動を入れる

人間関係に疲れているとき、頭の中では思考が止まりません。

・あの言い方はどういう意味だったんだろう
・自分が悪かったのかな
・また同じことが起きたらどうしよう

この状態で
「切り替えよう」「前向きに考えよう」とすると、かえって疲れてしまいます。

そこで私が最初にやったのは、
考えられない行動を先に入れることです。

たとえば、

・立ち上がってコップ一杯の水を飲む
・窓を開けて外の空気を吸う
・肩や首をゆっくり回す
・タオルで顔を拭く

どれも単純ですが、体を動かすことで頭の中の思考が一度途切れます。

この段階では、気持ちを整えなくて大丈夫と考えました。
まずは「考えない時間」をつくることが目的です。

 

2|頭を使わずに没頭できることをする

思考が少し落ち着いたら、
次は頭を使わずに没頭できる時間を入れます。

私の場合は、

・無心で色を塗れる塗り絵
・決まった動きを繰り返す軽い運動(ずんずん歩く散歩や、ラジオ体操など)
・単純作業に近い家事

などでした。

ポイントは、
「うまくやろう」としないこと。
「意味を見つけよう」ともしないこと。

ただ、
「考える余地がない状態をつくる」
それだけで、頭の中が静かになっていきます。

人間関係のストレス対処法として、
この「没頭する時間」は、思考が元に戻らないようにする役割を感じました

 

3|ひとりの時間をつくって、静かに戻る

最後に入れるのが、
「何もしない、ひとりの時間」です。

以前は、
いきなり一人になると、考えごとが止まらず、逆につらくなっていました。

でも、
① 考えるのを止める
② 没頭する
この2つを挟んだ後だと、
ひとり時間が「回復の時間」に変わりました。

・スマホを置く
・テレビを消す
・静かに深呼吸する

5〜10分でも、頭のザワザワが落ち着く感覚があります。

「何かをしなきゃ」と思わず、ただ静かに過ごす
それだけで十分でした。

 

ルーティン化がストレス軽減に役立つ理由

人間関係のストレス対処法を ルーティン化するメリット

人間関係のストレスが厄介なのは、
「その日の気分で対処しようとすると、何もできなくなる」点です。
その場しのぎの対処では、回復しにくいと感じていました。

私が楽になった理由は、
回復の行動を
「考えなくてもできる形=ルーティン」にしたことだと思っています。

ルーティン化の良い点

・決まった行動は、心の負担を減らす
・判断しなくていいことが増える
・「回復できる」という安心感が生まれる

 

回復ルーティンを続けて感じた変化

この回復ルーティンを続けるようになってから、

・人間関係で落ち込み続ける日が減った
・感情の切り替えが早くなった
・「また回復できる」と思えるようになった

ストレスがゼロになったわけではありません。
でも、引きずらなくなったことが大きな変化でした。

回復ルーティンの良さは
・判断が減る
・迷わなくていい
・「回復できる」という安心感が生まれる
ということ。

これは、私の人間関係ストレスの対処法として、とても大きなポイントでした。

 

まとめ|人間関係のストレスは「回復できる」

人間関係のストレスを感じるのは、自分が弱いからではありません。
ただ、回復の仕方を知らなかっただけかもしれません。

小さなルーティンでも、自分を守る力になります。

この「ストレス発散研究所」が、
人間関係に疲れたとき、そっと立ち寄れる場所になれたら嬉しいです。

おつかれちゃん

無理に「前向きに考え直そう」として、
ストレスを倍にしていたこともありました。
ただただ、思考にブレーキをかける時間をつくれたことは、

私にとっては幸いでした。