毎日同じような生活が続いていると、なんだか心がどんよりしてきませんか?
気持ちをリフレッシュさせたいけれど、旅行に行ったり、大きなイベントに参加するのは、ちょっと難しい…。
そんなときにおすすめなのが 「おうちで非日常」です。
カマタミワさんが著した本『非日常活はじめました。』が今年話題になり、日常で非日常を味わうストレス解消法が注目され始めています。
私もその発想にヒントをもらい、自分なりの「非日常」を模索してみた結果、ちょっとした工夫で、自宅にいながら「非日常」の時間を過ごせることを知りました。
この記事では、科学的な根拠とあわせて、私自身が調べたり体験して「これは良い!」と感じた、おうち非日常アイデアをご紹介します。
ぜひ一緒に、疲れた心をリセットしていきましょう。
なぜ「非日常」がストレス解消につながるのか?

「非日常」と聞くと、旅行や特別なイベントを思い浮かべる人が多いかもしれません。
それはそれで、特別感のある「非日常」なのですが、実は日常のちょっと工夫でも、私たちの脳と心には大きな影響があるといわれます。
ポイントは「新しい刺激を取り入れること」。
脳は同じことを繰り返すと刺激に慣れてしまい、退屈やストレスを感じやすくなります。
そこで、あえて普段と違う「非日常」の刺激を取り入れると、脳が“リフレッシュ”されるのだとか。
いつもと違うことをすると気分が変わるのを、実感したこと、ありますよね。
それが、脳が“リフレッシュ”されること…なのだそうです。
これにはきちんと科学的な裏付けもあるのです。
新しい体験は、ドーパミン放出を誘発する
ある研究では、新しい体験をすると脳の報酬系が活性化し、ドーパミンが分泌されることが分かっています。
新しい体験→脳の報酬系活性化→ドーパミン分泌→意欲や記憶強化
このドーパミンというのは、日本ではよく「幸福ホルモン」と呼ばれますが、単なる幸福ホルモンというよりも、「これを覚えよう」「やってみよう」といった行動意欲や記憶の強化に関わる物質です。
つまり、新しい体験は脳を活性化させ、ドーパミンを誘発することで、「やる気」「幸福感」「創造性」を強くさせていきます。
👉 参考:NLM「米国国立医学図書館」(National Library of Medicine)
「新しい経験は海馬でドーパミン放出を誘発し、記憶の持続を促進します」
私たちが旅行や新しい趣味を始めたときにワクワクしたり、脳が活性化するような感じを得られるのは、この効果によるものなんですね。
「非日常」のコツ│五感を刺激すると、心はリフレッシュする

「非日常」をつくる上で大切なのは、「五感を切り替えること」。
ストレスがたまるときって、頭の中が同じことばかりぐるぐるしていませんか?
これは脳が「同じ刺激」に慣れてしまっている状態。
そんなときに役立つのが、五感をいつもと違う形で刺激してあげることなんです。
私自身も実際にやってみて、視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚を、普段と変えるだけで、驚くほど気分がリセットされました。
たとえば、
聴覚 → 自然音を流す
嗅覚 → アロマやお香を焚く
触覚 → ハンモックやふわふわの毛布にくるまる
味覚 → いつもと違うドリンクを楽しむ
こうした小さな工夫が、自律神経のバランスを整えることにつながります。
環境刺激(たとえば光、照明、自然景観など)や自然との接触(森林風景、自然画像提示など)は、自律神経系、特に副交感神経活動を促す可能性があるという研究があります。
👉参考サイト:PMC
自然風景を見るとストレス後の自律神経回復が促されるという報告
また、森林散歩など自然環境との接触は心拍変動指標から副交感神経優位を示す傾向があるという実証もあります。
👉参考:Frontiers
森林散策は自律神経活動に影響を与えるという報告
つまり、「五感のスイッチを切り替えること=非日常を感じること」につながるのです。
おうちで体験できる「非日常」リフレッシュアイデア集
ここからは、私自身が試して「これは良い!」と感じた7つの非日常アイデアをご紹介します。
ちょっとした工夫で、普段の部屋がまるで別世界になりますよ。
王道だけど、やっぱり効果抜群。
お風呂にアロマを垂らしてキャンドルを灯すだけで、日常が特別な空間に変わります。
ポイントは「香りをブレンドすること」。
例えばラベンダーにフランキンセンスを少し加えると、癒しと神秘的な雰囲気の両方が味わえます。
「ただのお風呂」でも、キャンドルの灯りと香りに包まれると、本当に別世界。
バスタイム後は気持ちがスッと軽くなりました。
水蒸気蒸留法でつくられた、フランス産の精油100%。不純物がない自然界の香りは、癒し度100%です。「ザ・ラベンダー」といった香りは、このブランドがおすすめ。
部屋の電気を落として、プロジェクターで星空を映し出すだけ。おへやが一瞬でプラネタリウムに。
「宇宙の広がり」を感じると、悩みやストレスが小さく思えてきます。
私は寝る前に、天体を映しながら深呼吸するのが好きで、気持ちがリセットされていくのを感じています。
照明を落としてセットすると、星々が天井いっぱいに広がり、ゆっくり回転するのが本当にキレイで、癒されます。想像よりも鮮明に投映されるので、感動するかも。
お香の香りって、キャンドルやアロマとはまた違う「神秘的な世界」に連れて行ってくれます。
特に白檀やフランキンセンスは、瞑想にぴったり。
瞑想アプリをお供にして、10分間だけでもインセンスを焚いたスペースに座ってみると、日常の雑念がスッと消えて、まるで異世界に来たような感覚が味わえました。
原産国は日本。天然の白檀ででできているので、安心感もあり癒し力も◎。
心理の専門家が作成・監修した300種以上の瞑想等の音声ガイドほか、いろいろな癒しのためのコンテンツが充実。この瞑想ガイド、いいですよ。
ストレスに負けないスキルが身につく【Awarefy】
ネパールのシンギングボウルやチベット音楽、クリスタルボウルの音色は、体に心地よく響いてくる不思議な波動を感じます。
YouTubeで聴くことができるチャンネルも多いので、探せば気軽に試せすことができます。
私は自然音(雨や波の音)が好みなので、休憩時には、自然音を流しながら、部屋の照明を落として、ブランケットにくるまれています。
すると、時間の流れがゆっくりになったようで、深いリラクゼーションを体感できます。
おうちで、特別に用意したスペシャルなドリンクを淹れ、好きな音楽を流すだけでも十分に非日常。
ポイントは「日常の延長に見せない工夫」をすること。
例えば、いつも飲んでいるドリンクではなく、ワンランク上のスペシャルなドリンクを用意したり、ちょっとだけ高価なスイーツを用意したり。
私は、「月の光が差し込む窓際」でホットココアを飲みながら日記を書く、という習慣を作ったら、まるで小さな物語の登場人物になった気分になれました。
お部屋にワンタッチテントを広げてみるだけで、子どもの頃のワクワクを思い出せます。
ハンモックやアウトドアチェアを置けば、リビングが一気にキャンプ場に。
私はテントの中に籠って、本を読んだのですが、外の音が少し遮られて、安心感と冒険気分が同時に味わえました。
これも立派な非日常体験です。
女性でも一人でもワンタッチで設営できます。ソロキャンパー初心者にも、非常時の備えにもおすすめです。
最後は究極の非日常。
電気を消して、キャンドルだけで一晩を過ごしてみる。
スマホもテレビもオフにして、ろうそくの炎だけを見ていると、不思議と心が落ち着いてきます。
「人間って、もともとは火を囲んで過ごしていたんだよな…」なんて思うと、原始的な安心感が湧いてきて、現代のストレスが少し小さく感じられました。
ろうそくの火はちょっと心配という方には、このキャンドルライトをおすすめ。本物のロウソクのようにゆらゆらと揺れる暖色の光と、高級感のあるグラス仕様がきれいです。リモコンつき、タイマーもついています。
まとめ|おうちで非日常を楽しみ、ストレス解消につなげよう
ここまで、おうちで楽しめる非日常アイデアをご紹介しました。
「非日常」といっても、特別な旅行や高価な体験をする必要はありません。
アロマ、星空、お香、音楽、キャンドル…。
おうちにいながら工夫するだけで、心はちゃんとリセットされます。
ポイントは「お金をかけなくてもいい」「すぐに取り入れられること」。
科学的にも「新しい刺激」や「五感の切り替え」はストレスを和らげる効果があると示されています。
私自身も「おうち非日常」を取り入れることで、毎日の繰り返しの中に小さな楽しみを見つけられるようになりました。

ぜひ、あなたも今日から一つ試してみませんか?








