【お絵描きでストレス発散】心が軽くなる創作時間のすすめ

お絵描きでストレス発散 ストレス解消方法

「ストレスがたまってるけど、何をしたらスッキリできるかわからない…」
そんなとき、意外にも効果的なのが「お絵描き」です。

「えっ、絵を描くってそんなにいいの?」と思うかもしれませんが、実はアート制作には、心を落ち着かせたり、ストレスを発散したりする力があります。たとえば、粘土や工作などの“手を使った創作”は、イヤなことを忘れるほど目の前の作業に没頭できます。

今回おすすめしたいのは、気軽にできる「お絵描き」。
水彩画や油絵のように特別な道具は不要。紙とペンが1本あれば、すぐに始められます

絵なんて描いたことないよ!という人でも大丈夫。
上手い・下手は関係ありません。むしろ自由に、思うままに描くだけでOK。
「誰にも見せない落書き」こそ、素晴らしいストレス発散ツールになります。

この記事では、
「お絵描きがストレスに効く理由」と
「絵が苦手でも楽しめる簡単なやり方」について、ご紹介していきます。

 

どうしてお絵描きがストレス発散になるの?「描く」ことが心を救う理由

絵を描くことが心を救う

創作活動は、脳をリラックスさせるスイッチ

人は何かに集中しているとき、「今、この瞬間」に意識が向くようになります。
これって実は、瞑想やマインドフルネスと同じ状態

描くという行為も集中力が必要で、その間、脳は“今この瞬間”にフォーカスするようになります。つまりこのとき、悩みやイライラのループから一時的に解放されるんですね。

このように「描くこと」は、日常のザワザワを一旦シャットアウトして、心の中を静かに整えてくれる、そんな作用があるんです。

そして実は、これにはちゃんと科学的な裏付けもあるんですよ。

科学が証明!お絵描きでストレスホルモンが下がる?

アメリカのドレクセル大学が行った研究によると、
45分間のアート制作活動を行った人の、唾液中のコルチゾール(ストレスホルモン)のレベルが、平均で17.85から14.77へと下がったことが分かりました。

これは、約75%の参加者がストレスの軽減を実感したという、非常に興味深い結果です。

しかも驚くのは、「アート経験の有無に関係なく」この効果が得られたという点。
つまり、絵が得意とか下手とか、まったく気にしなくてOKなんです!

参考サイト:Drexel University公式サイト
「At Any Skill Level, Making Art Reduces Stress Hormones」

 

気持ちを描くだけでスッキリ!気楽にお絵描きする3つの方法

絵を描く3つの方法

気持ちを「形」や「色」にすると、心がスッキリする

うまく言葉にできないモヤモヤってありますよね。
でも、それをぐるぐると線にしてみたり、気持ちのままに色を塗ってみると、少しずつ気持ちが落ち着いたりします。

このような「アート表現」は、感情の解放に役立つため、セラピーなどにも導入されています。
当サイトでも紹介したことがあるように、ブラッド・ピットはアート制作を通して、心の整理や自己を深く顧みることを行い、自分を癒やしています。
(参考:「忙しいからこそ心を整える!世界の有名人がやっているストレス解消法10選」)

心の中の“言葉にならない気持ち”を、心のままに紙の上に描いてみる。
それだけで、心がふっと軽くなることがあるんです。

「うまく描こう」と思わなくていい

「絵は苦手」「下手だから…」なんて思う必要はまったくありません。
むしろ、うまく描こうとしない方が、心の解放には効果的です。

誰に見せるわけでもない。評価されるわけでもない。
ただ自分のために、感じるままに描いてみる。
その自由さが、今のあなたの心をそっと癒やしてくれるかもしれません。

おすすめのお絵描き・3つの方法

「よし、やってみよう!」と思ったあなたへ。
ここでは、誰でも今すぐ気軽に試せる「癒しのお絵描き」方法を3つご紹介します。
どれも特別な技術はいりません。
必要なのは、ほんのちょっとの「やってみようかな」という気持ちだけです。

1.黒い紙に白ペンで落書き
まっ黒な紙に、白いペンで思いのままに描いてみましょう。
白い線が黒の中に浮かび上がる様子は、どこか幻想的で、描いていてとても心地よいもの。ぐるぐる線、点々、なんとなく描いてみたい模様…何でもOK。
意味がなくてもかまいません。「ただ描くこと」そのものに癒しがあります。
2.感情を色で表す
今の自分の気持ちを、「色」にして紙にぶつけてみましょう。
怒っているなら真っ赤でもいいし、悲しければ青。
嬉しいときは黄色やピンク、心がざわついているなら、思いきって黒でも茶色でもいい。
大事なのは、“キレイに描く”よりも“気持ちを外に出す”こと。
ぐちゃぐちゃでも、はみ出しても、意味がわからなくても大丈夫。
ペンでも絵の具でもクレヨンでも、思いついた色で自由に塗っていきましょう。
描き終わったあと、ふと心がスッキリしている自分に気づくことがあります。
3.音楽を聴きながら線を描く
お気に入りの音楽をかけながら、紙の上を自由に線で動かしてみましょう。
リズムに合わせて線をぐるぐる…シャーッ、シュッ、トントン。
何も考えず、ただ音に身をゆだねて、線を描いていくだけ。
音楽と手の動きが一体になると、自然と頭の中のモヤモヤが消えていくような感覚があります。
集中していくうちに、“今ここにいる”という感覚が生まれて、心が落ち着いていきます。
元気になりたいときはアップテンポの曲、癒されたいときは静かなピアノ曲など、その日の気分に合わせて音楽を選んでみるのもおすすめですよ。
 

描いたあとの絵の活用法­は、破っても、飾っても、自由でいい

描いたあと、「この絵、どうしよう…」と迷うことがあるかもしれません。
でも、お絵描きに“正解”も“完成”もありません
そのあとの扱い方も、あなたの自由でいいのです。

たとえば…

ぐしゃっと丸めてゴミ箱へポイ!
これはけっこうスッキリします。嫌な気持ちごと捨てるような感覚で、「気持ちを出し切ったな」って思えたら、それはもう立派な“完了”です。
ノートやスケッチブックにためていく
あとから見返すと、「あのときこんな気持ちだったんだな」と気づけたり、心の変化がわかって、おもしろく感じることもあります。
お気に入りを部屋に飾る
なんとなく気に入ったものができたら、壁やデスクの横に貼ってみましょう。 「描いた自分、けっこういいじゃん」って、ちょっと自信になることもあります。
写真に撮って、スマホに保存する
モノとして残さなくても、データで残しておけばOK。「あのときのお絵描き」で、未来の自分をまた癒せる日が来るかもしれません。

大切なのは、「どう扱うか」ではなく、「描く」というプロセスそのものが心に効くということ。
気が向いたときに、気楽に始めて、気楽に終わる。
そんな軽やかさこそが、ストレス発散のためのお絵描きにはぴったりです。

書く瞑想「ジャーナリング」が苦手な人は、「描くこと」で自分の気持ちとつながってみて!

ジャーナリングが苦手なら絵を描いてみる

お絵描きをしていると、ふだん気づかなかった気持ちがふわっと出てくることがあります。
「あ、私こんなに疲れてたんだ」とか、「こんなに怒ってたんだな」とか。
それを紙の上に出すだけで、心って少し軽くなるもの。

 よく「気持ちを言葉にして書く“ジャーナリング”が心にいい」と言われますが、「文章にするのが苦手…」「うまく書けなくて逆にモヤモヤしてしまう…」という方も中にはいます。

そんな人にこそ、言葉ではなく“線や色”で気持ちを表す、お絵描きをおすすめします。
ぐるぐるの線でも、ふわっとした色でも、それが“今の自分”をちゃんと表現できます。

まとめ|お絵描きでストレスをやさしく発散しよう

お絵描きは、誰でも・いつでも・どこでもできる、手軽で効果的なストレス発散法です。
研究でも実証されているように、創作活動はストレスホルモンを下げ、心の健康に良い影響を与えてくれます。
「うまく描こう」と思わなくてOK。
ぐちゃぐちゃでも、ヘタでも、あなたの“今の気持ち”を外に出すことが大切です。

・お絵描きは「今ここ」に集中する、最高のストレス解消法です
・絵のうまさは気にせず、自分の気持ちに正直に描いてOK
・道具がなくてもすぐ始められる「気軽な癒し習慣」になります

描いた絵が、あなたの心の鏡になることもあります。
また、何も考えずに手を動かす時間が、気持ちをそっと整えてくれることも。

ストレスと仲良く付き合っていくために、「お絵描き」という新しい選択肢、始めてみませんか?

 

おつかれちゃん

紙に思いを吐き出すように、描いては破って思い切り捨てて。

…そんなことをやっていたことがあったな。

あれはある種のセラピーだったんだ…(そのときは知らなかった)。
お絵描きであなたの心が少し軽くなる、
そんな瞬間が待っているかもしれません。
参考になったらうれしいです。

 

コメント