ストレスを抱えやすい性格の人は、
無意識に「自分を責めないといけない」と思っているのかもしれません。
このブログを書いている私(おつかれちゃん)も、
仕事や人間関係でストレスを感じる出来事があると、
「自分が悪かったのかもしれない」と、心の中で自分を責めていました。
そのせいで、長くストレスを抱え込み、心身のバランスを崩した経験があります。
人間関係、仕事、ちょっとした出来事。
周りから見れば些細なことでも、頭の中では反省が止まらない。
気づけば、ストレスそのものより
「自分を責め続けている時間」 に、一番疲れていたのでした。
この記事では、
ストレスを抱えなくなるために「変えた考え方」
を実体験ベースでまとめました。
同じように、
「頑張っているのに苦しい」
「なぜか自分ばかり責めてしまう」
そんな方の心が、少しでも軽くなるきっかけになれば嬉しいです。
ストレスを抱えやすい人ほど「自分を責めてしまう」理由

真面目で気を遣える人ほど、反省が止まらない
ストレスを抱えやすい人は、
・空気を読みすぎる
・「ちゃんとしなきゃ」が強い
こうした傾向があることが多いそうです。
そのため、何か問題が起きると
「自分のせいだったのでは」と考えやすくなってしまいます。
こうした性格は、トラブルを避けやすい一方で
ストレスを内側に溜め込みやすい傾向があります。
ストレス+自己否定が重なると、回復が遅くなる
起きてしまった出来事そのものよりも、
その後に続く「自分へのダメ出し」が、気持ちの回復を大きく遅らせることがあります。
ストレスを感じたあと、
頭の中でこんな言葉が浮かんだことはないでしょうか。
・「どうして私は、いつもこうなんだろう」
・「もっと上手くやれたのではないかな」
私自身も、出来事が終わったあとで、
同じ場面を何度も思い返し、そのたびに自分を後悔したり、責め続けたりしていました。
問題だったのは、
ストレスそのものよりも、その後に始まる「自己否定のループ」でした。
一度落ちた気持ちに対して、
「落ち込む自分はダメだ」
「こんなことで疲れている自分は弱い」
と、さらに追い打ちをかけてしまう。
そうすると、心は休む暇がなくなり、
回復する前に、また疲労が積み重なっていきます。
頭の中で、勝手に反省会が止まらなくなっていた私は、
やがて夜の眠りが浅くなることが、続くようになりました。
私が「このままではつらい」と気づいたサイン
小さなことで一気に疲れる
以前なら、気にせずに流せた出来事・言葉・相手の行動も、
なぜか心にひっかかったり、
それに対して、強く反応してしまうことが多くなっていました。
頭の中で同じ反省を何度も繰り返す
「言い方が悪かったかも」
「もっと違う対応があったかも」
…と、
同じことを頭の中で何度も繰り返してしまう、無意識の思考が止まらなくなりました。
休んでいるのに、気持ちが休まらない
頭の中では、同じことをぐるぐると繰り返して考えている。
そうなると、体は休んでいるのに、心はずっと緊張状態に…。
そんな心と頭が静まらない苦しさに、
初めて、「ストレスとの向き合い方」を変える必要があると感じました。
私がやめた「自分を追い込む」「自分を責める」考え方・6つ

あのころの自分を振り返ると、
人間関係のストレスに「自己否定」が重なることで、
必要以上にダメージが長引いていたのだと思います。
ここでは、そんな私が意識して「やめた考え方」を紹介します。
①起きていない未来を先に背負ってしまうクセ…をやめた
「また同じことが起きたらどうしよう」
「次はもっと迷惑をかけるかも」
実際には何も起きていないのに、
頭の中で何度もシミュレーションして、勝手に疲れてしまう。
これが、私のクセでした。
自分を疲れさせるクセに気づき、やめようと決めました。
② 「相手の機嫌=自分の責任」と考えること…をやめた
相手が不機嫌そうだと
「私のせいかもしれない」と考えてしまう。
でも冷静に考えると、相手の感情は相手のもの。
全部を自分が背負う必要はありませんでした。
相手の機嫌の悪さは、相手の問題。
そう考えられるように、努めるようにしました。
③ 「弱い自分はダメだ」と思うこと…をやめた
失敗したとき、
反省ではなく、自分の人格ごと否定してしまう。
これが、ストレスからの心の回復を一番遅らせていました。
自分が疲れているのは、頑張ってきた証拠なのです。
ストレスを「性格の問題」にしない
「ストレスは環境・状況・タイミングの影響も大きい」。
そう考えるようにして、
すべてを自分の性格のせいだと押し付けるのをやめたら、少し楽になりました。
④ すぐに立ち直らなきゃと思うこと…をやめた
ストレスからの心の回復には、
時間がかかってもいいと思うようにして、
自分へのプレッシャーをかけないように心がけました。
他人と比べない
ときどき、
「あの人は平気なのに、私はどうしてこんなにダメージを受けてしまうの…?」
と考えてしまうこともありました。
そんなときは、
人それぞれ感じ方も回復の仕方も違うことを、自分に言い聞かせました。
自分がストレスに敏感なら、休憩を増やす。
自分が人の言動を気にしやすいなら、人と心の距離を取る。
自分のペースで、自分のやり方で、
ストレスに向き合い、解放していこうと決めました。
他人と自分を比べないことが、自分を守ることになりました。
⑤ 反省し続けることが成長だと思うこと…やめた
反省は大事ですが、
「反省しなければ、自分は成長できない」という考え方は、
自分には、成長ではなく、消耗になることに気づきました。
「反省」と「自己否定」を切り離した
反省は「次に活かすため」。
自己否定は「自分を追い詰めるだけ」。
「反省すること」と「自分を責め続けること」は違う。
この2つを分けて考えるようにしました。
この気づきは、私には大きかったです。
⑥ 「もっと頑張れるはず」と自分を追い立てること…をやめた
自分の限界を認めることも、大切な選択でした。
自分を追い込むことをやめました。
うまくいかなかった日も評価を保留にした
思ったようにはうまくはいかなかった。
そんな日は「今日は疲れてる日」。
そう考えるだけでいい。そう決めました。
良い・悪いを決めない選択も、回復には必要でした。
「自分を責めない」と決めてから変わったこと

自分を責めない思考・行動を、意識して生活してみると、
静かながらも、以下のことを感じるようになりました。
・人間関係のストレスが長引かなくなった
・疲れた自分を、大いに許せるようになった
劇的な変化ではありません。
でも、確実に「生きやすさ」を感じられるようになりました。
出来事そのものよりも、
自分に向けて、自分がどんな言葉をかけているかを振り返ってみることが、
気づきの一歩、ストレスからの回復への第一歩になるかもしれません。
ストレスを感じやすい人へ伝えたいこと
自分をもっと良くしようとするほど、苦しくなっていた
真面目な性格もあって、
・自分を変えよう。
・ストレスを癒そう。
・今の現状を克服しよう。
という気持ちが強かった私ですが、
そのすべてが、自分へのプレッシャーになっていました。
「自分を責める考え方」を変えるだけで十分だった
自分が弱いから、ストレスがつらいわけではありません。
気を遣えて、真面目で、頑張ってきたから、疲れてしまうのです。
ストレスを感じやすい性格は、決して欠点ではないと思います。
ただ、自分の扱い方を間違えると苦しくなる。
それが次第にわかってきて、
自分を責めるのをやめようと試みたときから、私の回復への道が始まりました。
このブログ「ストレス発散研究所」は、
そんな人が “自分を立て直すためのヒント” を集めた場所です。
今日は、私が気づけたように、
「自分を責めない選択肢がある」
「自分を責めない考え方を知る」
ことを、持ち帰ってもらえたら十分です。
まとめ│ストレスを抱えやすい人が「自分を責めない」ために大切なこと
私もまだ途中ですが…、
ストレスをなくすことは難しくても、
自分を責め続ける習慣は、手放すことができると私は感じています。
少しずつで大丈夫です。
心がラクになる方向を探していきましょう。

ダメな自分ではなく
「疲れやすい自分」
とラベルを変えるだけで、
自分への態度は大きく変わります。
自分を大切にしていきましょう。



