【やってしまった!】イライラすると物を捨てたくなるあなたへ。それ、実は悪いことじゃない!?

イライラすると物を捨てたくなる ストレス解消方法

「あー、イライラする!」
気づいたら断捨離モード突入中!?——そんな経験ありませんか? 
実はその“捨てたい衝動”、あなたの心からのSOSかもしれません。 

本記事では、そんな行動の裏にある心理のヒミツと、捨てすぎずにストレスを発散するヒント、「イライラ×断捨離」あるあるネタなどを紹介します。

イライラと断捨離スイッチはなぜ連動するのか?

イライラと断捨離スイッチはなぜ連動するのか?

【心理学の視点】物を捨てたくなるのは、脳のストレス反応かも?

「なんかイライラする…なにかを捨てたい!」
そんな衝動にかられた経験はありませんか?
実はこれ、脳の防衛本能が働いているサインかもしれません。

ストレスを感じると、「コントロール感」を取り戻したくなる

心理学では、人が強いストレスを感じたとき、「自分で状況をコントロールできていない」と感じやすくなると言われています。

そんなときに、手っ取り早く“主導権を取り戻せる”のが、「物を捨てる」という行動。
どれを捨てるか、どう片づけるかは100%自分の選択だからです。

このような行動は、「感情調整行動(emotion regulation behavior)」と呼ばれ、自分の気持ちを落ち着かせるために、外的な行動に出るごく自然な反応なんです。

わかりやすく説明すると、脳は「混乱した情報」を整理したくなる性質があるので、目に見える“モノ”を片づけることで、内面を整えようとするんですね。

【脳の仕組みからの視点】脳は「混乱=ストレス」と感じる

もうひとつ、脳の仕組みにも注目です。
脳は、秩序立った環境や情報を好みます。
逆に、部屋が散らかっていたり、視覚的にごちゃごちゃしていると、無意識のうちに“混乱”や“不快感”を感じるようにできています。

だからこそ、イライラすると「モノを整理する=脳の混乱を解消する」行動に走りたくなり、モノを捨てることで、気持ちをスッキリさせたくなるんですね。

科学的な裏づけ:ハーバード大学の研究より

ハーバード大学の健康医学サイト Harvard Health Publishing によると、物理的な環境を整えることが、精神的な安定や集中力アップに役立つと報告されています。
実際、片づけや断捨離によって「気分が落ち着いた」「頭がスッキリした」と感じるのは、心理的にも、脳の生理的にも、きちんと理由があるんです。

 参考サイト:Harvard Health Publishing – The importance of decluttering
(「片づけとメンタルヘルスの関係」に関する記事)

 

物を捨てることで得られる「一時的な快感」

物を捨てることで得られる一時的な快感

「すっきりした!」の正体とは?

モノを捨てたあとには、スカッとした気分になりますよね?
これには脳内のドーパミンが関係しています。
ドーパミンとは「報酬系ホルモン」とも呼ばれ、「何かを達成した!」「片づけた!」という達成感に対して分泌されます

つまり、「捨てる=行動完了」→「脳が快さを感じる」というわけです。

イライラの中でも「決断できた自分、エライ!」とちょっと気分が上がるのは、この脳内のホルモンも影響しているんですね。
考えようでは、「物を捨てたり、断捨離することって、すごいポテンシャルある行動なのでは?」と思ってしまいます。

ドーパミンの副作用?もっと捨てたくなる現象

でもこのドーパミン、厄介なことに「もっと欲しい」と思わせてくる性質があります
つまり、“一時的な快感”にハマってしまうと…

  • 「もっと捨てないと落ち着かない」
  • 「捨てすぎたけど、やめられない…」

という軽い“快楽中毒”状態になることも。
だからこそ、「捨てる=ストレス発散」には依存性もあるという点を知っておくと安心です。

こんなとき、つい物を捨てたくなるランキング

こんなときは、「モノの捨てすぎ」に要注意ですよ。

1.人とケンカしたあと
→「もう、あの人と関係するもの全部いらない!」「何もかも捨ててスッキリしたい」という気持ちの整理。
2.生理前(女性あるある!)
→ホルモンの波で「片づけスイッチ」発動。
3.嫌な仕事から帰ったとき
→職場のストレスを家で掃除して発散。
4.季節の変わり目
→なんとなく「切り替えたい」気分になる。
5.SNSでリア充を見たあと(笑)
→なんで私の部屋こんなに散らかってるん…と現実に打ちのめされる。

片づけながらブチ切れる心理とは?

掃除中に「もう!なんでこんなモノとってあったんだよ!」と、怒りが再燃することはありませんか。
それは、物への怒りではなく、過去の自分へのイライラかもしれません。

「あの時こうすればよかったのに」
「なんでこんな買い物しちゃったんだろう」
…そんな自責の念がこみあげてくることも。

でも、それって“ちゃんと振り返れてる証拠”なんだそうですよ。
怒りながらでも、手放せているなら、前に進んでいる証というわけです!

それ、ホントに捨てて大丈夫? 失敗エピソードあるある!!

イライラで捨てモードに入ると、冷静さが失われがち。
後から「やっちまった…」となるケースもあるんです。

【失敗エピソードあるある】

*元カレの写真を捨てようとして、うっかり推しのポラを一緒に捨てた
*イライラして洋服を大量処分 ⇒ 翌週、寒波が来て着る服がなくなる
*勢いでもらったプレゼントも捨ててしまい、あとで大後悔

だからこそ捨てる前に「これは感情で捨てようとしてないか?」を、一呼吸おいて確認してみて。

 

ストレスを溜めずに発散!&「捨てたい」ときの安全設計とは?

ストレスを発散するために、モノを捨てるのはアリ。
でも、それ以前にストレスを抜く方法もあるんです!

おすすめストレス発散法

・カラオケでシャウト系を歌う
枕に顔をうずめて「ぬおおおお!!」と叫ぶ(誰にも迷惑かけない名方法)
・「愚痴ノート」に書きなぐる⇒びりびりに破いて捨てる(感情のゴミ出しです)
・ひたすら笑える動画を観る(シュール系YouTuber最強説)

プチ断捨離で心を整えるための「安全設計」

ストレス発散で捨てたいときの安全設計

衝動的に捨てて後悔するより、ストレス発散で断捨離したくなったときは、こんな“安心設計”を取り入れてみて。

「保留ボックス」を用意しておく
→物を捨てるときに迷ったら、まずはここへ。1ヶ月後、まだ不要なら処分する。
「未来の自分がこれを使うか?」と質問する
→「ときめき」じゃなくて「必要性」で判断する。
「ありがとう」と言ってから手放す
→イライラした心よりも、感謝の心を添えると、物を手放す罪悪感が和らぎます。

 

【まとめ】イライラしても、全部捨てなくていいんです

・イライラすると物を捨てたくなるのは、脳が「安心感」を得たいサイン
・捨てることで一時的な快感(ドーパミン)が得られるが、やりすぎ注意
・ストレス発散として断捨離を活用するには、心理学的な視点を取り入れて“自分を客観視”するのがコツ
・そして最後に、「これは本当に手放しても後悔しない?」と、感情と行動の間に「ちょっとした間(ま)」を置いてみてください

おつかれちゃん

私はモノだけでなく、これまでの人間関係まで、

丸ごとすべて「捨てたい!」と思ったときがありましたよ。

ええ、遠い昔のことですが…。

 
 

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