なんだか心が疲れてしまったとき。
がんばる気力も湧かず、人と話すのも億劫な日には、ほっこりとした時間が何よりの薬になることもあります。
そんなときにおすすめなのが、観ているだけでほのぼのと癒されるアニメ。
大きな事件は起きないけれど、静かに笑えて、じんわり元気をもらえる作品たちです。
今回は、疲れたときにそっと寄り添ってくれる「癒しアニメ」を10本厳選してご紹介します。
あなたの心がふわっと軽くなる、そんなひとときのきっかけになれたら嬉しいです。
1『ARIA(アリア)』シリーズ|水の星で深呼吸~
(C)2005 天野こずえ・マッグガーデン・ARIAカンパニー
内容紹介
美しい水の描写と心に響くセリフが特徴の作品で、全シリーズを通して、季節の移り変わりと小さな幸せを丁寧に描いています。
ストーリーに悪意や心を痛める事件などが一切ない、美しく清らかな世界観を味わえます。
癒しのポイント
-
静かな音楽と水の音に包まれた世界観
-
登場人物たちの思いやり、優しいやり取りに心がほどける
-
見終わったあと、深く息を吸いたくなるような「浄化力!」がある
2『日常』|クスッと笑える、ゆるい時間を
(C) あらゐけいいち・角川書店/東雲研究所
内容紹介
女子高生3人組、実はロボット…など、個性豊かなキャラたちが織りなすカオスで愛おしい物語です。
予測不能な展開は、日常の小さな幸せを思い出させてくれる場面も多く、くつろぎながらリラックスして鑑賞できます。
癒しのポイント
-
意味のない笑いで、頭を空っぽにできる
-
「考えるより、感じる」タイプの癒し
-
シュールだけど、心に余白が生まれる不思議な感覚
3『のんのんびより』|田舎で過ごす穏やかな日々
©2021 あっと・KADOKAWA刊/旭丘分校管理組合三期
内容紹介
春夏秋冬の自然が美しい田舎の、ゆったりとした時間が流れる中で、学年も性格も違う子どもたちが過ごす日常や小さな出来事が特別に見える、そんな世界です。
癒しのポイント
-
心がじんわり温まるようなエピソードが詰まっていて、「何も起こらないこと」が実はとても贅沢だと気づかされる
-
四季折々の景色が丁寧に描かれ、桜の花や夏の田んぼ、秋の紅葉、そして冬の雪景色など、どのシーンもまるで絵画のよう。自然と共にゆったりとした時間を感じられる
-
子どもたちの素直な感性に、ほっとする。それぞれのキャラたちが自然体で、それぞれの個性を活かしてゆるやかに助け合いながら暮らしていく様子は、見ていてほっこりする
4『ゆるキャン△』|自然×女子×癒し=最強
©あfろ・芳文社/野外活動サークル
内容紹介
山梨や静岡の実際の風景を舞台にしたキャンプの物語で、自然の絶景や、アウトドア料理などが丁寧に描かれ、観るだけでキャンプ気分、心地よいアウトドア気分が味わえます。
また、キャンプ料理や道具の使い方、ソロキャンプとグループキャンプの違いが丁寧に描かれていて、「これやってみたい!」と思わせる魅力が。
癒しのポイント
-
焚き火の音、風景、料理が、五感を刺激してリラックスモードに
-
一人の時間も、誰かと過ごす時間も肯定してくれるところが◎。仲間たちとの温かい関係性にも癒され、無理なく自然体でキャンプを楽しむ様子にほっとする
-
「何か始めたくなる」前向きな元気をくれる
5『新しい上司はど天然』|癒しと笑いの職場コメディ
©いちかわ暖(秋田書店)/新しい上司はど天然製作委員会
内容紹介
主人公がパワハラのトラウマを抱えながら、新しい職場で成長していく過程が、心に響く。
ど天然の上司の予想外すぎる行動が、見ているだけでほっこりさせてくれます。
優しさと笑いのミックスが心地よい、現代のビジネスパーソンの救世主的作品です。
癒しのポイント
-
無理に頑張らなくていいと思わせてくれる
-
上司の天然発言に、クスッと笑えて元気が湧く
-
働く人すべてに贈りたい“心の処方箋”
6『ふらいんぐうぃっち』|魔女と日常が混ざる優しい世界
(C)石塚千尋・講談社/「ふらいんぐうぃっち」製作委員会
内容紹介
弘前の観光スポットや実際のお祭りなどが登場したり、野菜を作ることに目覚めたり、津軽弁が理解できずに戸惑ったりと、特に大きなハプニングはない日常が送られていきます。
魔法があるのに、全体のテンポは超スローで、リアルな生活の中にファンタジーが自然に混ざった物語。
癒しのポイント
-
誰も急がない世界に心がゆるみ、優しくて温かい人々が織りなす人間関係にほっとする
-
ファンタジー要素が絶妙に日常に溶け込んでいて、魔法が特別すぎない空気感がやさしい
-
青森の自然豊かな景色が美しく描かれていて、田舎暮らしの静けさと温かさが伝わる。また、津軽弁の意味不明さが、じんわりとおかしく沁みてくる
7『うさぎドロップ』|小さな女の子と大人の成長物語
©2011 宇仁田ゆみ/祥伝社/アニメ「うさぎドロップ」製作委員会
内容紹介
子育てのリアルと、りんの日々の成長が丁寧に描かれています。2人の関係性がほっこりとあたたかく、ほのぼのとやさしい世界に浸れます。
癒しのポイント
-
子どもと過ごす日々の中にある、小さな幸せを感じられる
-
大人が成長していく姿に勇気をもらえる。また、親子関係がとても愛情深く描かれていて、あたたかい心地になれる。
-
りんの存在そのものが、癒しの象徴
8『しろくまカフェ』|動物とカフェとゆるトーク
(C)ヒガアロハ・小学館/しろくまカフェ製作委員会 2012
内容紹介
どのキャラも個性的で愛らしく、掛け合いが最高にゆるいのに、シュールで笑いを誘う。
癒しの日常を描き、ダジャレ多めでオチのない会話と、ゆるやかなリズムが特徴。
疲れた心を癒してくれる作品です。
癒しのポイント
-
ゆるすぎる会話が、気持ちをほぐす。作品全体を通して流れるゆったりしたテンポが、見ているだけでリラックスモードに
-
誰も否定しない世界に、安心できる
-
動物×カフェの組み合わせが最高すぎる
9『干物妹!うまるちゃん』|ギャップが癖になる元気系
©2015 サンカクヘッド/集英社・「干物妹!うまるちゃん」製作委員会
内容紹介
兄タイヘイとのやりとりが、シュールでほっこり。うまるちゃんのポテチとコーラ片手の姿が、なんだかんだで癒しです。
癒しのポイント
-
ギャップが笑いと癒しを提供
-
無理しないでダラダラしていいんだと思わせてくれて、心が軽くなる。
また、気ない日常が愛おしく描かれ、観ていると自分の生活にポジティブなエネルギーを感じられてくる -
観ているうちに「まぁいっか」が口癖になる
10『雨と君と』|“犬(?)”との静かな日常
©二階堂幸・講談社/雨と君と製作委員会
内容紹介
「犬(に見えるナニカ)」は、フリップを使って、自分の気持ちを伝えるというユニークさ。
そんな日常を通して、癒しと微笑ましい瞬間を届けてくれます。
セリフが少なく、絵と間で語るタイプの作品です。
癒しのポイント
-
セリフが少ないぶん、想像の余白が広がる
-
雨の日の特別な空気感がある。雨の音や光の描写が丁寧に表現され、絵画のように美しく、観る側の心を穏やかにしてくれる
-
ペットとの関係に似た、心を許す誰か(何か)が“そばにいる”安心感が味わえる
▶2025年8月現在、BS朝日の夜11時から放送中です。
【まとめ】癒しアニメで、疲れた心に“元気”をチャージしよう
「疲れたとき、無理に頑張らなくてもいい。ふっと力を抜いて、心を解放させていこう」
そんな気持ちにさせてくれるのが、今回ご紹介した癒しアニメです。
今すぐ、あなたにぴったりの「癒しアニメ」を探しにいきましょう。
- 静かな時間に心が落ち着く作品
- くすっと笑える日常系
- 見終わったあとに「なんだか元気が出たな」と感じられる優しい世界
一杯のお茶と、画面の中のやさしい物語。
それだけで、今日を少し好きになれるかもしれません。
あなたの心に寄り添う1本が、見つかりますように。

アニメを観て、癒されたい。
そんなときには、この「癒しアニメ」のリストを思い出してみてね。
コメント